JBTまであと118日、ハンドメイドバイシクル展まであと6日

◎店主オオマエが人生で初めて、自転車フレーム製作に手を出しました。

本稿はその記録、最後までこのブログが続くかどうかは神様しか知りません!ヽ(^0^)ノ

 フロントフォークは、最初から難しいと聞かされてきた。そうは言ってもどこが難しいかは、やってみないとわからない。梶原利夫氏が「ちょうどSさんのを作るから、見に来れば?」と言ってくれたので、フォーククラウンとブレード、それにステアリングコラムを持って、お店の定休日に梶原製作所を訪れた。

 梶原氏の作り方は、まずステアリングコラムとクラウンをロウ付けし、さらにフォークブレードをクラウンに付けてから熱間で(熱を加えて)ブレードを1本ずつ曲げる方法がメイン。他のやり方もできるそうだが、まずはそれを見せてもらった。

 フォーククラウンは、形状にもよるが分厚い鉄の塊であるため、大きい火口で赤めないといけない。そして、ステアリングコラムも差し込む部分もかなりの厚さを持っている。さらに、上からロウを差すよりも下から差す方法を梶原氏はとっていた。

 百歩譲って、ここはしっかり炙ればロウ付けできるとして、ブレードも問題だ。左右が同じカーブで先端が同じ位置に来る(決めたオフセット値になる)なんて、そして幅が100mmになるなんてこりゃタイヘン! それどころか、外国の23φ用フォーククラウンに国産の23φブレードがうまく入らない。24φどころか、どうやら23φの規格も若干違うらしい。なんでここを統一してないの! 梶原製作所には、国産のブレードを修正するジグがあったけれど、これがないと結構手こずる。クラウンの内側を削り込むのも簡単じゃない。

 というわけでお昼に着いた梶原製作所を出たのは、晩ご飯の時間をとっくに過ぎた頃になった。梶原さん、いつもながらありがとうございました。